実物資産とはなにか~そのものの価値を検証~

「投資」と聞いて、皆さんはどのような商品を思いつくでしょうか。
恐らく、株やFX、国債、外貨預金・・・など、いわゆる「ペーパーアセット」と呼ばれるものだと思います。

「不動産」とか「金」、「骨董品」などもアタマを過ぎるでしょう。でもサラリーマンからすると、どうやらあまり投資としての対象と見られることはありません。要するに「リアルアセット」は多額の資金が必要と考える人がほとんどだからです。

株や通貨は、そのもの自体に価値があるというわけではなく、価値をある機関(日本銀行や企業)が保証してくれているだけですが、不動産や金、骨董品、美術品などは、その物自体に価値があります。自らが価値を持つものが実物資産と考えていいでしょう。

【実物資産のメリット】
・資産価値がある
たとえば、金はいつの時代でも価値ある物とされており、全世界共通でその認識があります。また様々な分野でも利用されることが多く、資源としての価値も充分です。

・インフレに強い
インフレ下において物の値段が上がると、お金の価値が下がっていくことを意味しています。日本は目下2%のインフレ率を目標にしていますが、他国では急激なインフレによって、お金の価値が急激に下落し、紙くず同然となってしまうこともあります。インフレに備える手段として、常に需要がある実物資産の価値は下がりにくいのです。

【実物資産のデメリット】
・流動性が低い
特に不動産などは自分が売りたいときに、すぐ売却できないこともあります。買い手が見つかればいいのですが、中々現れないこともあります。

・保有コストが発生する
不動産を保有していると、固定資産税や管理費などのコストが発生してしまいます。

・その物自体が利回りを生まない
不動産は誰かに貸し出すと賃料収入が発生しますが、金、骨董品等は誰かに貸し出すことが無いので、そこから収入を得ることができず、利回りを生み出しません。

ただ、不動産に関しては、金融機関が評価を出して購入資金を融資してくれる唯一の「投資」です。
要するに、その他の実物資産の購入をする場合は、多額の自己資金が必要になりますが、不動産に限ってはその必要がありません。

さらに、株やFX、国債、外貨なども購入資金を貸してくれません。そういう意味において、不動産は他人の資本で購入できる強みを要していると言えます。

投資用の不動産購入をご検討の方は、ぜひアンシャスまでご相談くださいませ。

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